京都発“Bows Journal” #宗教 #仏教 2021/05/16 9:00 #58 #59 #60 #61 #62 #63 急増中「宗旨・宗派は問いません」が示す1200年以上続いた枠組みの崩壊 国が認める宗派は167にものぼる PRESIDENT Online 鵜飼 秀徳 +フォロー 浄土宗僧侶/ジャーナリスト 前ページ 1 2 3 4 1200年続いた宗派の枠組みが崩壊の局面にある 以上のように日本仏教の歴史を俯瞰してみるだけでも、地域の信仰のあり方の一端を垣間見ることができる。詳しくは拙著『お寺の日本地図 名刹古刹でめぐる47都道府県』(文春新書)をご一読いただければ、日本における仏教構造が理解いただけることだろう。 冒頭のように、都会で「宗旨・宗派は問わない納骨堂」が増えているということは、1200年以上続いてきた宗派の枠組みが、いままさに崩壊の局面にあるという裏返しなのかもしれない。 【関連記事】 ブッダの言葉に学ぶ「横柄でえらそうな人」を一瞬で黙らせる"ある質問" 東大卒の異才・山口真由が考える「国算理社」で一番重要な科目 「失敗の日本史」上杉景勝の判断ミスがなければ徳川家康は関ヶ原で負けていた 「お金が貯まらない人の玄関先でよく見かける」1億円貯まる人は絶対に置かない"あるもの" 国は見殺し「コロナでお寺がどんどん消滅」で国民が被る深刻な影響 1 2 3 4 鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり) 浄土宗僧侶/ジャーナリスト 1974年生まれ。成城大学卒業。新聞記者、経済誌記者などを経て独立。「現代社会と宗教」をテーマに取材、発信を続ける。著書に『寺院消滅』(日経BP)、『仏教抹殺』(文春新書)近著に『仏教の大東亜戦争』(文春新書)、『お寺の日本地図 名刹古刹でめぐる47都道府県』(文春新書)。浄土宗正覚寺住職、大正大学招聘教授、佛教大学・東京農業大学非常勤講師、(一社)良いお寺研究会代表理事、(公財)全日本仏教会広報委員など。 <この著者の他の記事> 相模湾沖48kmにバラまかれた東条英機ら7人のA級戦犯の遺骨遺灰…処刑→火葬場の"残骸"を盗んだ人物がした事 関連記事 ブッダの言葉に学ぶ「横柄でえらそうな人」を一瞬で黙らせる"ある質問" 東大卒の異才・山口真由が考える「国算理社」で一番重要な科目 「失敗の日本史」上杉景勝の判断ミスがなければ徳川家康は関ヶ原で負けていた ランキング 1位 人生後半戦は3段階に分かれる…大勢の定年後を取材してわかった「60~74歳が黄金期」といえるこれだけの理由【2025年11月BEST】 ランキングをもっと見る 社会 #宗教 #仏教