リスクを抑えた購入プラン「3つのポイント」

先の「マイホーム購入あるある」は、「あるある」というくらい、ほとんどの30代カップルが考えていることだ。

住宅価格が高騰している今、自己資金が貯まらないまま、多額の住宅ローンを組むことは、「借り過ぎリスク」につながることを知っておいてほしい。リスクを抑え、最後まで返済できる、安心な購入プランを一緒に見ていこう。

プランのポイントは次の3つである。

(1)結婚後、少なくとも2~3年かけて2人で貯蓄に励む
(2)返済期間は、「65歳-ローン返済開始年齢」とする
(3)ローン返済をしながら、貯蓄ができるかどうかをチェックする

最近、結婚と同時にマイホーム購入に踏み切るカップルが少なくない。理由を尋ねてみると「家賃がもったいないから、すぐに買う」、「友達もみんな買っている」といった答えが返ってくる。

しかし、結婚してからの家計状況を共有し、それぞれがいくら貯蓄できるのかを把握しないと、無理なローンなのかどうかも確認できない。「2人で貯める期間」は、「ローン返済の練習期間」ともいえる。お互いがいくら貯蓄できるのかを話し合い、それを実行に移す期間はとても重要だと覚えておいてほしい。

住宅費を計算する夫婦
写真=iStock.com/takasuu
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ローン返済をしながら貯蓄ができるか

返済期間は、最長でも65歳までに返済が終わるようにすること。モデルルームなどでは、70歳、75歳、中には80歳までのローンを提案されることも少なくない。

住宅の売り手は、「途中で繰上げ返済すれば大丈夫」「最後は退職金で一括返済すればいい」などと言うが、子どもの教育費や老後資金を貯めながら繰り上げ返済もしていくのは現実的ではない。自分事として、シミュレーションをするのが肝心だ。

ローン返済をしながら、貯蓄ができるかどうかをチェックする。実は、これが最も重要なのだが、このステップを踏まずに購入している人は本当に多い。購入時に頭金や諸経費を出すとそれまで貯めた貯蓄は減る。購入後は、減った貯蓄を回復させるべく、またせっせと貯めなくてはならないし、将来の子どもの教育費のために積み立てもしていきたい。

年間を通じた予想支出を書き出し、購入後の住居費を負担しながら、貯蓄ができるかどうかをシミュレーションしてみることが肝心だ。