自分では静かにしているつもりが……ついやってしまうマナー違反

また、自分では気づかないうちに周囲を不快にさせてしまうのが、目の前の好きなことに夢中になってしまっているとき。

昨今は大人も子どももゲームをしますが、あまりに熱中してゲーム機をガシャガシャ操作したり、ときには大股開きでひじかけを独占しているスーツ姿の大人を見かけることがあります。何度も言うように、移動中にどう過ごすかはあくまで個人の自由です。けれど、迷惑に気づかないぐらい我を忘れてしまっては、なんとも残念ですよね。

一見静かに読書していても、いつのまにか靴を脱いでいて、前の座席に足をかける……なんて、ぎょっとするほどリラックスしている場合も、周囲が見えなくなって迷惑になっているパターン。マナーうんぬんを越えて、実際にトラブルになる場合も少なくないそうです。

ほかにもイヤホンからの音もれにも気づかないほど大音量で音楽を聴いたり、コンセントを独占し続けたりするのもマナー違反。何かに夢中になっても、冷静な目を同時に持つのが大人です。誰にでもうっかりはありますが、そうでないときにはお互いが心地よく過ごせるよう、気配りを忘れずにいたいものです。

電車内でスマートフォンを操作する男性
写真=iStock.com/xijian
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