「普通の人」がSNSを始める方法

最後にご紹介したいのが、第16位『「普通」の人のためのSNSの教科書』。

徳力基彦『「普通」の人のためのSNSの教科書』(朝日新聞出版)
徳力基彦『「普通」の人のためのSNSの教科書』(朝日新聞出版)

本書の著者であるnoteプロデューサーの徳力基彦氏は、SNSを実名で、しかもビジネスに利用することを勧めています。なぜなら著者は、SNSで人生がガラリと変わった経験の持ち主だからです。会社から思うように評価されず、転職を繰り返し、クビになる恐怖におびえていた時期があったといいます。

そんな状況が好転したきっかけは、ブログとSNSでした。SNSでつながったことをきっかけに、仕事が決まる。著者の個人名が有名になり、所属している会社に興味を持ってくれる人が増え、クビへの恐怖感がいつしか薄れていく。本を出版する。声をかけられて社長になる――このように、人生が大きく変わっていったのです。

とはいえ、実名で発信するのは怖いと感じる方も多いでしょう。上司に何か言われたら……という心配もあるかもしれません。本書では、そのような問題をクリアするための具体的な方法についても丁寧に解説されています。この本との出会いが、あなたの人生を変えてくれるかもしれません。

今月も、話し方から朝活、世界最先端の企業の経営戦略まで、幅広いジャンルの本がランクインしました。先月第3位だった『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(ひきたよしあき著、大和出版)が今月は第5位、第8位だった『科学がつきとめた「運のいい人」』(中野信子著、サンマーク出版)が第2位、第9位だった『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)が第7位と、依然として多くの方に読まれております。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

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