毎日15~30分の「朝散歩」で寝付きが良くなる

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第6位は、『ブレイン メンタル 強化大全』でした。

樺沢紫苑『ブレインメンタル強化大全』(サンクチュアリ出版)
樺沢紫苑『ブレイン メンタル 強化大全』(サンクチュアリ出版)

新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちの働き方や生活は急激に変わりました。大きな変化を経験し、落ち込みやイライラ、不安を感じたり、体調を崩してしまったり、仕事にうまく集中できなくなったりした方も多いのではないでしょうか。そんな方には、本書をおすすめします。

本書は、『学びを結果に変えるアウトプット大全』『学び効率が最大化するインプット大全』などのベストセラーの著者である、樺沢紫苑氏の最新作。科学的エビデンスをもとに、病気予防やパフォーマンス向上のためにとるべき行動を、具体的に紹介しています。

中でもじっくり読んでいただきたいのは、「朝散歩」のパートです。「朝散歩」とは、起きてから1時間以内に15〜30分、毎日散歩をするというもの。体内時計がリセットされて、感情が安定し、寝付きもよくなるという効果が期待できます。

仕事のパフォーマンスを上げたい方や、変化の中でも心と体の健康を維持したい方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

コミュニケーションに役立つ「聞く」技術

続いて、第11位『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』にもご注目ください。

赤羽雄二『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』(日本実業出版社)
赤羽雄二『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』(日本実業出版社)

新型コロナウイルスの感染拡大によって、いま、コミュニケーションが見直されています。オンライン会議で思うように議論できなかった、家族と過ごす時間が増えてちょっとした口ゲンカをしてしまった……という経験をした方もいるでしょう。

そんな方におすすめなのが、本書で紹介されている「アクティブリスニング」です。著者の赤羽雄二氏によれば、人間は誰しも「話を聞いてもらいたい」「わかってもらいたい」という欲求を持っているのだといいます。だから、相手の話を徹底的に聞くと人間関係が良好になり、トラブルの大半は解決できる――というわけです。

本書で紹介される手法は、仕事ではもちろん、プライベートでも使えます。コミュニケーションを見直したいなら、本書を片手に「アクティブリスニング」を試してみてください。