ラクで楽しい仕事を探すのが鉄則

自販機設置で4万円。写真投稿で8万円。月190万円の猛者も<br><strong>ライター 大高志帆</strong>●同志社大学経済学部卒。雑誌「non-no」での連載が好評を博している。
自販機設置で4万円。写真投稿で8万円。月190万円の猛者も
ライター 大高志帆●同志社大学経済学部卒。雑誌「non-no」での連載が好評を博している。

月々のお小遣いがあと5万円増えたらもっと生活がラクになるのに――。これはビジネスマン共通の思いではないだろうか。そんなあなたにお勧めしたいのが、副業という選択だ。

まずは自分の会社に副業を禁じる社則がないかを確認したほうがよい。実際には、住民税を給料天引きの特別徴収から普通徴収に切り替えてしまえば、会社に副業収入を知られずにすむ。

肝心なのは本業に支障をきたさないこと。副業とはいえ、収入がある以上は立派な仕事。精神的・物理的負担は少なからず生じる。自分の趣味や仕事を活かしつつ、ライフスタイルに合った「ラクで楽しい」仕事を探す。表には、ビジネスマンが挑戦しやすい副業をまとめた。

例えば、自販機の設置可能な場所を発見し、その土地所有者が設置を承諾すれば、1台成約で4万2000円(東京都内の場合)を得ることができる。通勤や営業の移動時間を利用して、臨時の収入を得るチャンスだ。

個人向けに自販機設置の業務委託をするピープル代表・大川和光氏は、

「設置場所の狙い目は、空き缶が溢れている自販機。管理に手がかかるので、放ったらかしにされているのです。今の契約に『空き缶の収集作業込み』の条件を提示すれば、自販機を当社のものへと切り替えてもらえる可能性がある」

ピープルは、飲料メーカーの設置契約を代行する会社。新たに自販機設置のメリットやデメリットを納得させるのは大変だが、他社設置の自販機をピープルへ据え替えるのであれば手間が省ける。過去には月190万円もの収入を得た人もあり、まめに探し続ければ週に1台をクリアするのはさほど難しくないという。

「自分の会社に置く自販機の設置を紹介して、ポケットマネーを得た人もいます」と大川氏。まずは身近なところから探してみたい(初期登録料に1万円かかるので注意が必要)。