プライベートの時間でも頭を休ませない人が生き残る
<タイプ3>睡眠時以外はすべてが学びの人
<タイプ3>は、通勤途中、帰宅途中、昼休み、休日、趣味、夫婦や子どもとのコミュニケーション中、カフェでゆったりとしているときですら、仕事に関連する何かを考え、学んでいます。つまり、時間的なONとOFFはあっても、思考の世界では境目がないのです。
こうしたOFFタイムで得られたアイデアや考え、スキル、方法がONタイムに生かされることは多く、会社にも本人にも有益です。
以上の3タイプを学習科学の分野に置き換えると次のようになります。
タイプ1)学びはほぼなく、進歩がない
タイプ2)意図的学習(仕事中に学べることは学ぶ割り切り型)
タイプ3)偶発的学習(日常のあらゆる出来事からも偶発的に学んでしまう)
本当に<タイプ3>のような人がいるのかと疑う人がいるかもしれませんが、世の中には、実際に一定の割合で存在することは、多くの上場企業の人事部の方たちが述べています。
このようなタイプの人は、数の割合からみれば少ないものの、筆者の知人であるビジネスマンの中にもいます。彼らは仕事をしている専門領域で圧倒的な能力を発揮するだけなく、好奇心旺盛でいろんな訪問の勉強を楽しみ、人生を楽しむ。それが「普通」なのです。