習慣&活用法

[1]同行した部下名、既存顧客ははっきり記す
部下の商談に同行した場合は誰と行ったか名前を書き込んでおく。顧客を多く持つ中堅営業との同行が多くなりがちなので、若手のケアがおろそかになっていないか気をつける。既存顧客の再成約率が高いため、(既)マークで記しておく。
[2]カラフルな色で仕事の優先度と種類を管理
ウイークリーのスケジュール欄は、右側のメモ欄にも横線を引き、見開きで予定やタスクをフルに書き込む。アポのある営業、部下の契約同行予定、会議などは赤、アポ以外の営業は青、電話、メールは緑、資料作成などの業務は黒で記入していく。
[3]金利変動のつど新聞記事を貼りつける
公定歩合・誘導政策金利、プライムレートに関しては、最低限の金融情報として毎週、日経新聞をチェックしている。もし変動があれば記事を切り抜いて手帳に貼っておく。顧客のローンの相談などにのるときの情報源として活用している。
[4]終了したタスクに×印をつけて小さな達成感を
すでに終わった予定やタスクには青で×をつけていく。できるだけその日のタスクを1日でやりきる癖をつけ、そのつど小さな達成感を引き出す。完成まで2年以上かかる案件もあり、短期的な達成感が味わいにくいケースも多いゆえの工夫だ。

[5]やり残しがないか月初めに必ずチェックする
やり残した仕事は、ピンクの蛍光ペンでチェック。月初めに1月~のスケジュールをすべて見直す習慣をつけ、もれがないか徹底的にチェックする。休日も同じ色で印をつけて、出勤日にできる仕事は持ち越さないようにしている。
[6]商談では専用ノートをフル活用する
営業マン時代から、会社で支給される「ミーティングノート」を商談の際のメモとしてフル活用している。顧客訪問の際に得た情報などを丁寧に記述していく。

[7]「基本に戻れる」言葉や冊子を挟み込んでおく
役員の一人がつくり、社内で引き継がれている「紹介をもらうための元気な十か条」や研修で配布されたセールストークに関する冊子などを挟んでいる。「当たり前のことが意外とできないことも。基本に戻りたいときに見直す」と神田さん。

(澁谷高晴=撮影)
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