ステップ3 1.5食のすすめ

キッチンから糖にまつわるものを排除し、しっかりと断糖高脂質食を食べ、不足しがちなミネラルやビタミンはサプリで補給する。この生活習慣を取り入れることで、大部分の人が痩せられると思います。ですが、最後の“ダメ押し”となるのがこのステップ3で紹介する「1.5食」というスタイル。この工程を取り入れることでダイエットが一気に加速すると言っても過言ではありません。

1.5食とは、「しっかりタンパク質を摂るのは1日1回。タンパク質を摂ったら、次のタンパク質まで24時間は間を空ける。それ以外の時間は脂を切らさないよう脂と飲料でつないで過ごす」スタイルのこと。さきほど僕はよくある食事パターンについて、

・朝 生クリーム&MCTオイル入り紅茶
・昼 空腹感があれば牛脂スープを1杯
・夜 サバの卵炒め

を具体例として挙げましたが、ここでいう副食が牛脂スープで、主食が夜に食べたサバの卵炒め。断糖高脂質食の生活をしたことがない人からは、「こんなんじゃ足りないよ!」なんて声が聞こえてきそうですが、空腹感はまったくないんです。

順を追って説明しましょう。まず朝ですが、起きたら必ず飲むのが、MCTオイルを入れた紅茶です。血中ケトン体濃度が上がり、これを1杯飲むだけで食欲はおさまります。目が冴え、今日も一日頑張ろうか、というモードに切り替えてくれます。

小腹が空いたら「牛脂スープまたは生クリーム入り紅茶」

MCT入りバターコーヒーも食欲をなくし、シャキッと目を覚まさせる効果があるのでコーヒー好きな人にはいいかもしれませんが、おすすめなのはより糖質の少ないMCTオイル入り紅茶です。紅茶はコーヒーの7分の1しか糖質がないため、「断糖」を目指すならこちらがいいのは自明です。

通常、お昼までお腹が空くことなく過ごせますし、なんなら夜まで何も食べなくても平気です。ここで強調しておきたいのは、断糖高脂質食ダイエットは空腹感と向き合う要素は一切ないということ。小腹が空いたな、と思ったときに口にするのが、牛脂スープまたは生クリーム入り紅茶。たっぷりと脂質を補給することで、空腹は感じなくなります。

そして夜になると食べるのが主食で、最近好んで口にしているのが、サバの卵炒め。2缶たっぷり使っても400円もしませんし、サバ缶はオメガバランスにも優れているので、大変よいです。

本当にこのボリュームでお腹が空かないの? と思う方は、ぜひ試してほしいです。実感していただけるはずです。