どのビタミンやミネラルをどれくらい摂ればいいのか?

という答えは、人によって千差万別としか答えようがありませんが、誰しもが摂るべき(サプリで補うべき)ものはあります。

・ビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、B12)
・ビタミンC
・ナイアシン
・鉄
・マグネシウム

このあたりは必須と言えます。特によく聞くのが、高脂質食に切り替えたら「気持ち悪い」と不快な症状を抱いていた人が、ビタミンB2を摂ったら解消され、体重が落ちていったケース。また、タンパク質を多く摂る人は代謝にB6を多く必要とするので、サプリで補給したら元気になったというケース。これはB6を摂ることでエネルギーが生まれ、「元気になった」と感じているのです。

また、月経によって多量の血液を必要とする女性はそもそも鉄分が不足しがち。断糖高脂質食をするならば、必ず鉄分はキレート鉄のサプリで補充してください。

キレート鉄をとる理由は、

キレート鉄>ヘム鉄>非ヘム鉄

で吸収率に違いがありキレート鉄が吸収率が良いからです。

喫煙する人はビタミンCが欠乏しているので、大量に摂る必要があります。僕の場合、ビタミンB群はまとめてB50というサプリで摂っていますが、それでもB6が浪費されがちな体質であることがわかったので、B6は別に飲むようにしています。

・ビタミンB50
・マグネシウム
・ビタミンC
・ナイアシン
・キレート鉄

これらのサプリを飲みながら、オメガバランスを整えるためにオメガ3のサプリを飲用するというのが僕のルーティーンです。これを1日3回に分けて、欠かさず飲むようにしています。

サプリメントは「一定量」を超えないと効果をまったく発揮しない

サプリを飲むうえでもうひとつ、覚えておいてほしい概念があります。「ドーズレスポンス」(栄養の投与量と反応の関係)といって、サプリが効果を発揮するには一定量を飲まなくては意味がないということです。

図表3を見てください。仮にサプリが効果を発揮する量が100だとしたら、99飲んでも効果を得ることはできません。100という「閾値」を超えることで初めて、意味が出てくるのです。

ドーズレスポンスカーブとは?

よって、サプリはメーカー選びが重要になってきます。国産のものは含有量がお話にならないくらい少なく、「適量」とされている量を飲んでも閾値を超えることはほとんどありません。場合によっては100倍飲んでも、意味がないほど薄かったりします。

特にマルチサプリの価値はゼロです。日本のサプリで補っているつもりになっているけど、これで失敗する人は多いんです。国産はまったく効果はないし、むしろデンプンで固めていたりするので、逆によくない。だから僕はナウフーズで揃えてるんです。

amazonなどでも簡単に手に入りますので、サプリを揃える際は必ず海外製のよいものを選んでくださいね。