世界から馬鹿にされる日本のFAX、米国でもまだ健在だった

産業遺産の収集をすることで知られる米国の「スミソニアン博物館」では矩形FAXが展示されています。そのことを知れば「一時は活躍してくれたFAXも、今や博物館に飾られる過去の遺産になったのだな」と感じるかもしれません。

しかし、ここ日本においてはいまだにFAXが現役選手として活躍しています。それもビジネス・オフィスの現場に限らず、日々の新型コロナの感染者数報告として、第一線で活躍中というので驚きです。韓国・朝鮮日報は「東京はまだFAX2台で感染者情報を収集している。データ収集の漏れや、重複計上もあったようだ」などと報じました。SNSなどでは「他国からの失笑を買っている!」と怒りと屈辱感を覚える投稿も見られます。

ですが、ニューヨーク・タイムズの記事によると、米国においても紙のFAXで新型コロナの感染者数報告対応に苦慮しているという「意外すぎる事実」が明らかになりました。米国といえば、GAFAMを抱える世界屈指のIT大国であるはず。その米国でもいまだにFAXが現役というのです。

アフリカ系アメリカ人の老人男性医師が記録を確認しながら電話している
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