「広げる」と「深める」のやり方

ひとつずつ解説していきますね。

基本1「考える=広げる+深める」

「広げる」とは、考えるテーマを真ん中において、さまざまな可能性を考えていくことです。今まで存在しなかったものを生み出したり、新しい価値をつくっていくことでもあります。

「深める」とは、考えるテーマの本質的価値を考えていくことです。「そもそも」を考えることでもあります。

では、具体的にどうやって「広げるか」「深めるか」、その方法を紹介します。

考えを広げる方法
・「かけあわせ法」→スティーブ・ジョブズも使っていた新しいものを生み出す方法
・「数珠つなぎ連想法」→既存のものに新しい魅力、価値を発見したいときに
・「ずらす法」→どんづまりの課題を解決したいときに
・「脱2択」→選択に迷ったら
・「まとめる法」→小さなことを価値に変換できる方法
・「あったらいいな」→思いや夢を実現したいときに
考えを深める方法
・「360度分解法」→「いいところ」「強み」が見つかる
・「ポジティブ価値化」→弱み、短所を強み、長所に変える
・「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」→説得力がグッと高まる方法
・「すごろく法」→ゴールへの最短距離を見つけたいときに
・「正体探し」→人の心の中にある見えない心理を見つける
・「キャッチコピー法」→たくさんの人に魅力を届けたいときに

いくつもの方法を絡め合わせる

それぞれの詳しい内容は本の中で解説しています。これらの方法は一つひとつでも使えますが、いくつかの方法を組み合わせて使うと、さらに思考の幅が広がります。例えば、新しい本の企画を立てるとき。僕は「あったらいいな」でまずは考えはじめます。

次に「かけあわせ法」や「数珠つなぎ連想法」「ずらす法」を使って企画の中身を具体的に考えていきます。

企画のベースができたら、「すごろく法」や「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」などを使って企画の意味づけをしていきます。

また、企業の商品プロモーションの仕事を受けた場合。「360度分解法」で全体を理解し、「ポジティブ価値化」で強みをつくり、それを伝える方法を「キャッチコピー法」「かけあわせ法」「ずらす法」などを使ってプランニングしていきます。

このようにいくつもの方法を絡めながら、考えていくわけです。

ぜひ、あなたのテーマ、課題に合わせて具体的に活用してみてください。