渡部建と同様にスキャンダルで日本中が沸いた手越祐也
だが、玉川社長によると、そのシナリオは渡部さんの詳しい不貞行為の内容を聞いて崩壊した。
多目的トイレで15分で口淫を済ませ、女性に1万円札を雑に渡す。さらに、複数人の女性とLINEのビデオ通話で互いの行為を見せ合うといった“プレイ”を何度も行っていた事実を重く受け止め、自粛以外の選択肢はなくなったと玉川社長は語っている。
そしてもう一つのスキャンダルは、これまで何度も女性関係が週刊誌に取り上げられていた元NEWSの手越祐也さんだ。手越さんは6月19日にジャニーズ事務所を退所し、23日に記者会見を開き、その様子を自身のYouTubeで生配信した。
手越さんは東京都内で緊急事態宣言が発令されていた期間に、港区内の飲食店で女性を含む複数人と会食していたことが『週刊文春』で報じられ、事実上の謹慎処分を受け、その後の動向が注目されていた。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ジャニーズ事務所は、V6や嵐、KinKi Kidsなど所属事務所アーティスト76人からなる期間限定ユニット「Twenty☆Twenty」を結成し、売り上げを医療機関などに寄付するプロジェクトを発表していたが、手越さんはこのプロジェクトから外される決定が下された。
攻めに強く、守りに弱い芸能人
お笑い芸人の渡部さんとアイドルの手越さん、くしくも女性にモテることで知られる2人がアフターコロナの芸能界をにぎわせる存在となったが、その後二人に抱かれるイメージは大きく二分されることになった。
手越さんについては、2時間にわたる記者会見で一連の行為に対する謝罪はあったものの、会見後半は退所後のビジョンについて語る時間が多く、SNS上では「メンタルの強さ」「自身が自粛期間に外出していた正当性」をポジティブに評価する声があがった。
一方、渡部さんについては今もなお、ネガティブな印象がつきまとっている。
渡部さんの独占インタビューが掲載された前出の25日発売の『週刊文春』では「今でも妻を愛しています」と語っているが、その一方で不倫関係にあった女性に対しては「気持ちがまったくなかった」とコメントしており、これが女性を侮辱しているとさらなる炎上を招いている。
両者のスキャンダル後の対応はなぜかくも大きく分かれてしまったのか。
「攻めに強く、守りに弱い」芸能人という存在の危機対応力について、二人の発言をもとに分析していこう。