ビル・ゲイツやイーロン・マスクも、自分の体が健康でキレイで見た目もいいことにすごくこだわります。その点にストイックだからこそ、部下もついてくるのです。ドナルド・トランプだって、スタイリストがついてスーツもネクタイもすべてシーンに合わせて戦略的に選んでいますし、それが当たり前。グローバルでビジネスエリートになろうと思うのなら、まずは「国際標準の美」を知ること。これが重要であり、基本中の基本です。

ビジネスエリートやVIPたちは、歯のトラブルがあってもなくても、3カ月に1度は歯科検診に行き、違和感があればすぐに相談します。歯の痛みが酷くなってからとか、歯が抜け落ちそうになってから、急いで歯医者に駆け込むようなことはありません。彼らは病気にならないようにケアをします。海外は医療費が高いこともあり、日本のように「病気になったら病院へ行く」という考え方はありません。

いい歯医者さんを探すコツ

そもそも病院へ行かない体づくりをするのが、病院としての役割です。一流のビジネスパーソンには、コンサルタント的な役割の医師がおり、常に相談しています。彼らは忙しいのに、定期的に歯医者に行く時間が果たしてあるのか。疑問に思うでしょうが、定期検診を3カ月に1回受けても、たったの年4日です。もしも虫歯が1カ所できたら、治療のために10回前後通うことになります。タイム・イズ・マネーのエリートなら、どちらを選ぶかは明白でしょう。

もちろん一般の方にも定期的な歯科検診をおすすめします。いい歯医者さんを探すコツですが、リアルな口コミが一番いいと思います。ネットで探すのはNG。自分の知り合い、できれば自分より階級が上の人に教えてもらいましょう。優れたビジネスパーソンは、どのような治療が一番有益かを知っています。

私のクリニックにも、経営者や芸能人などさまざまなVIPが国内外から訪ねてきますが、インプラントやホワイトニングをやる前に、生活習慣についてきっちりお話しさせていただいています。例えばカウンセリング料1万円で1時間お話ししたら、「ああ、今日はいい話を聞いた。子どもや孫たちにも教えてあげよう」と満足して帰ってくれる。それで家族みんなが病気になりにくくなりますよね。