ウイルスに対する危機意識の違いから、「コロナ離婚」「コロナ絶交」といったケースが報告されているという。人間関係の破綻を避けるには、どうすればいいのか。認知行動療法に詳しい石川千鶴氏は、「残念ながら他人の行動を変えることはできない。イライラをおさえるためには、自分の考え方を変えて、他人を受け入れるしかない」という——。
危機意識の違いに不満をためこむ人が続出
4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は緊急事態宣言を出しました。「不要不急の外出を控える」「人との接触を8割減らす」との要請があり、緊張感のある日々が続いています。
そんな中、「コロナ離婚」「コロナ絶交」など、ウイルスに対する危機意識の違いなどによって人間関係が破綻する事例が、ネット上を中心に散見されるようになりました。
女性向けウェブ掲示板「ガールズちゃんねる」では「【コロナ】危機感ない人、周りにいますか?」というトピックが立てられ、「旦那が危機感ありません。毎日電車通勤ですが強く言わないとマスクさえしません。手洗いうがいも言わないとしません。そんな旦那に疲れました。幼子が2人いるし、歴史的な非常事態なのに危機感なさすぎて悲しいです」「主さんと全く同じです。仕事から帰ってきても手洗いうがいせずそのままご飯食べてる旦那。こっちは神経質に手洗いとかちゃんとやってるのに、バカらしくなります」などのコメントが寄せられています。