イップスに悩む著名人が治療院を訪れる

イップスの治療を看板に掲げている治療院は、それほど多くありません。そのため、当院には、以下のようなイップスの症状に悩む著名人たちがたくさん訪れます。

・ギターが弾けなくなったギタリスト
・パターが打てなくなったゴルファー
・ボールが投げられなくなった野球選手
・声が出なくなった声優
・歌えなくなったボーカリスト

プロゴルファーがパターを打てなくなったり、プロ野球選手がボールを投げられなくなったりするなど、その動作自体を本職として行う人にも、イップスは起こりえます。

また、スポーツに限らず、歌手や声優といった職業なら「声を出す」「歌を歌う」といった行動に支障をきたすこともあります。

書痙、眼瞼痙攣、階段恐怖などもイップスの一種

イップスはいったん発症すると治りにくく、「どうして、こんなことになってしまったのか」と当人も当惑するばかり。また、イップスの症状は、同業の仲間などには気軽に相談しにくいこともあって、いよいよ悩ましいことになります。

石井克昇『不調が消え去る脳バランス体操』(KADOKAWA)
石井克昇『不調が消え去る脳バランス体操』(KADOKAWA)

先に挙げたようなプロの人たちに限らず、一般の人も、イップスに悩まされるケースは想像以上にたくさんあります。さらに、イップスの範囲をもう少し広げて、日常的に“イップス的な症状に悩む人”となると、さらにその数が増えることになります。

文字を書くときに手が震えてしまって書けない(書痙)、目を開けていられない(眼瞼痙攣けいれん)、階段が恐くて下りられない(階段恐怖)などの症状です。

私がイップスや、イップスに近い症状を治療対象とし始めたのは、2018年のことになりますが、そのうち、インターネットや口コミで当院の評判を聞きつけた患者さんが多数訪れるようになりました。

インターネットで「イップス」と検索すれば、当院の名前をすぐに見つけることができるでしょう。先に挙げたようなプロフェッショナルの人たちも、当院を訪れて私の施術を受けています。

その結果、ギタリストはギターが以前のようにスムーズに弾けるようになり、ゴルファーはパターが打てるようになり、野球選手はボールが投げられるようになり、声優は声が出るようになり、ボーカリストは歌えるようになりました。

このように、イップスに特化した治療を行っているところが、当院の特色の1つと言えます。この難治性のイップスに対して、大きな成果をもたらしている治療法こそ、脳バランスの考え方であり、その実践編である「脳バランス体操」です。