努力しているのに結果が出ない。それはなぜか。スポーツメンタルコーチの鈴木颯人氏は「目標設定が正しくないとパフォーマンスは上がらない。間違ったこだわりで目標を見失っていないかを考える必要がある」と説く――。

※本稿は、鈴木颯人『最高のリーダーは「命令なし」で人を動かす』(KADOKAWA)を再編集したものです。

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「立てっぱなし」の目標は達成できない

パフォーマンスを着実に上げるには、“正しい”目標設定のコツを知ることが重要です。とくにチームメンバーの成長を支える立場の方は、知っておいていただくといいと思います。

そもそも、目標はなぜ必要なのでしょうか。目標は、才能やパフォーマンスを引き出す「原動力」になります。人は、いくらお金がもらえても、その仕事にやりがいや夢、目標が全くない状態では、意欲的に働き続けられないものです。これをポジティブに解釈すると、本人が心から望み、納得した状態であれば、意欲的に行動できる可能性が高くなるということ。

つまりリーダーが相手の心に火をつける目標を一緒に考え、そのモチベーションが持続するよう伴走できれば、相手のパフォーマンスはどんどん上がるのです。

メンバーとリーダーの間で、一度は設定しておきながら、進捗の確認をしていない目標はないでしょうか。あるいは、目標設定すらしていない、ということはありませんか? 今からでも良いので、メンバーの目標を、リーダーも一緒に立てることをおすすめします。