【麻衣】私は契約社員で最初の年は年収300万円からスタートしたから、お金がないことには慣れているけれど、プロパーの人たちは、都心の高級マンションに住んでた。入社5、6年でボーナス100万とか貰っていた人たちですから。
でも、いまは続々、引っ越してますよ。昔はグルメのチーフと一緒に飛ぶと、フライトの度に高い店で一緒に食事をしないとイヤな顔をされるなんてことも。契約時代はお金が足りなかったんです。
ステイ先での買い物も20万とか30万とか、ブランドのまとめ買いも当たり前のようにしてた。本当にドラマ「やまとなでしこ」のモデルみたいな人がたくさんいた。今もべらぼうにキレイな45歳以上の独身とか、たくさんいますよ。
【絵里子】私は家も別に裕福じゃなかったし、昔からあまり買い物とかせずに貯金するタイプ。でも入社したらすごいお嬢様とかいっぱいいて、びっくりしたわね。
【咲子】確かにいい時代でしたね。私は結婚が早かったので、貯金などもしていたけれど、同期で貯金なんかない人はたくさんいます。いずれ結婚して養ってもらうからいいと思っていたんでしょうね。
【麻衣】私の夫はお金に関して厳しいほうで、つきあってるときもデートは一部ワリカン。結婚したときに「そんなケチな男でいいの?」って言っていた先輩が、いまは「誰かご主人のお友達でいい人がいたら紹介してね……」って言うの。
でも、口では「婚活」と言っていても、私の周りはまだ血みどろの婚活はしていないような気がしますね。