【咲子】でも残った人はみんな再生を信じていますよ。私も信じています。今度、鶴丸マークが復活したら、JALは再生するって。
【絵里子】私もせっかく残れたから、お給料がどうこうじゃなくて、働ける場があるんだと思ってモチベーションを上げていこうと思っています。こんなときだからこそ、プロ意識は持たないとね。
それから婚活もがんばらないと。今のマンションは駐車場込みで17万円。引っ越しにもお金がかかるので、とりあえず貯金を切り崩して頑張ります。2年以内に年収1000万円以上の人を見つけたい。いえ、それよりちょっとくらい収入が低くても、私と両親を養ってくれる人なら、もう条件はつけない。
【梨香】こんなになっても、みんなJALに愛情を持っているんです。今回辞められたチーフで、部下にこんな手紙をくれた人がいたんですって。
「JALが生き残るために私は辞めます。でも、みなさんの力でもう一度、日本で一番になれることを私は信じています。いい時代のJALをあなたたちに教えてあげられなかったことが一番悔しいです」と書いてあったそうです。
JALって本来そういう会社なんです。
【麻衣】今後は本当に違う会社、スタイルの違う会社になっていくんだと思います。それは変わるチャンスなんだろうけれど、私にはどの方向に行こうとしているのか、ちょっと見えないですね。でも頑張らないと。私が残っているのは、子供がもう少し大きくなったとき、ママのスチュワーデス姿を見てもらいたいから。やっぱり、JALを愛していますから。