反面教師として国税庁の広報を行うことで社会復帰を

徳井さんが、

「僕と同じような過ちを犯す人が無いように、これから僕は、国税のPRに協力します!」

と、国税庁の広報を行うのだ。納税を怠った反面教師となることで、社会に復活するというプランを提案したい。それを、ボランティアで行うことにすれば、徳井さんの株は再上昇するかもしれない。

現在、筆者は、「真面目だけれど、お客さまである経営者とコミュニケーションの取り方が分からない」という税理士のための本を書いている。徳井さんの事件でも、税理士とコミュニケーションが取れていなかったことが指摘されていた。

「最低限、これだけはしておかないといけないんですよ!」というふうに、指導できる税理士でないと値打ちがないだろう。

失敗談を語ることで適正・公平な課税の伝道師になってほしい

本来、税務行政についての広報活動は国税庁の仕事である。筆者は、『税務署は見ている。』を出版したことにより、国税の実態を全国の納税協会や法人会、税理士会などで、講演するようになった。そんなふうに、国税庁から頼まれてもいないのに、税について、地道に一人広報活動を行っている。

徳井さん! 芸能活動を再開されるのは、いつになるのかわからないが、ぜひ、「ビーバップ! ハイヒール」で復帰してほしい。“かしこブレーン”としてレギュラー出演されている筒井康隆先生も、徳井さんの才能を封じ込めるのはもったいないとツイートされていた。

そして、飯田をゲストに呼んでほしい。これ以上、他局でいじられることがないくらい、番組でいじって、それ以降は、ご自身の失敗談を語ることで適正・公平な課税を目指してもらう、伝道師として活動をし続けてほしいと願っている。

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