POINT3「親が、自分自身の人生を生きる」
「努力の過程」に注目すると言われても、ダラダラ過ごしているのが目に入れば小言の一つもいいたくなるというものだ。であれば、あまり見ないということをオススメしたい。今回取材した東大生の親は、共働きをしている方も多く、付きっきりで子どもを見ていなかった点も良かったのかもしれないと感じた。
指原さんは言う。
「働いたり趣味を楽しんだりする母を見て育ったおかげで、迷うことなく自分の夢を膨らませてこられました。母も共働き家庭だったのですが、その時の寂しさからご飯だけはどんなに忙しくても家族と食べると決めたそうです。そう聞いてから働く母を恨めしく思わなくなりました。子供に依存しすぎず、自分らしく生きることが子どもにとって『大人になりたい』と思える、やる気に繋がるロールモデルになると思います」
子供が転んだ時に、親まで転ばないように、親自身が毎日の生活を楽しんでエネルギー満タンになっておくことが大事なのかもしれない。