漫画家を辞めて芸人になる日
僕自身は芸人さんに憧れているので、本当は人前に出てふざけたいし、テレビとかに出て笑ってもらいたいんです。けれど、それを上回る「緊張しい」なんで、実際にやるのは難しい。M-1の時は、とにかく練習に練習を重ねて、ライブは全部で16回やりました。そうすることで、少しずつ慣らしていったんです。1回「どっ」という笑いをもらうと、緊張しなくなるんですよね。
初めてのM-1で準々決勝まで行ってしまったので、またM-1に出るかどうかはわからないです。でも、どこかの舞台にはまた立ちたいと思います。やっぱり、あの時の興奮や喜びは忘れられないですし、もう一度味わってみたいですから。もし「漫画家をやめて、芸人になってください」というオファーが来たらどうするか? 嫁と相談します(笑)。
(構成=増田 忠英)