公式アカウントにリツイートされると嬉しい

シャトレーゼで取り組んだのは、質の高いフォロワーを抱えることだけではありません。

それ以外にも、

①UGCを発生させやすい公式アカウントからの投稿
②ユーザー参加型のコンテンツ
③UGCを生み出すアカウント運用

に力を入れました。

たとえば①でいうと、宣伝感のないおしゃれな画像を使って、リツイートしたい気分になる写真を増やしました。

また、②では公式アカウントで、ユーザーが真似したくなる投稿をおこないました。あとで紹介するアイスクリームを使ったカクテルのような投稿が、ユーザー参加型になりやすい投稿です。

③では、「こういう投稿をしたら、公式アカウントでリツイートされる」という空気感を醸成しました。ユーザーにとって公式アカウントにリツイートされるというのは、嬉しい経験です。こんな投稿をしたらリツイートされるのか! とわかるような、いわゆる「お手本投稿」をリツイートし続けることで、自然と企業が欲しいUGCが増えるようになります。

アイスクリームを使ったカクテルを作る動画

実際におこなった投稿を見てみましょう。

まずは、UGCの投稿を促すために、アイスクリームを使ったカクテルを作る動画を公式アカウントにアップしました。

これを見たユーザーが、公式アカウントの投稿を真似てカクテルを作りそれを投稿しました。これがUGCの発生です。このUGCを、公式アカウントがリツイートします。その際、ハッシュタグをつけてくれている投稿はわかりやすいのですが、そうではないものもあるので、エゴサーチ(会社名、商品名などで検索して、それに対するUGCがあるかどうかを確認すること)することも重要です。

ここで公式アカウントがおこなったリツイートを見たユーザーが、「私もやってみよう」と、さらなるUGCを生み出します。今は、ひとつの投稿に対して、2000~3000のUGCが生まれています。これらの投稿から毎日3~5つのツイートを選んで、公式アカウントがリツイートしています。公式アカウントにリツイートされると、「いいね!」の数やリツイートの数が圧倒的に跳ね上がるので、ユーザーにも喜んでもらえ、再度UGCを投稿するユーザーが増えます。

このくり返しで、シャトレーゼにはファンが増え、UGCのインプレッションも高くなっていきました。