トライアスロンで、判断が速くなった

クルマや電車……。快適に移動する手段を提供する業界に携わる経営者は、意外にも自らの体を動かすことを好んでいた。経営者の1週間の平均運動時間のデータを見ると、2~3時間以上運動する人の割合は一般人が58%に対し、71%。経営者には体を動かす人が多いのだ。

上野金太郎●メルセデス・ベンツ日本社長 1964年生まれ。東京都出身。早稲田大学卒業後、メルセデス・ベンツ日本に新卒採用1期生として入社。商用車部門取締役や副社長などを経て2012年に代表取締役兼CEOに就任。

「脳科学の研究で、週2時間以上の運動をすると認知症発症率が2分の1以下になることがわかっています。ほかにも、運動には免疫力を高めたり、新陳代謝を活発化させるなどの効果があり、日々健康な状態で最適な判断が求められる経営者に運動は必須と言えるでしょう」と精神科医で、ベストセラー作家でもある樺沢紫苑氏。