トランプ大統領との宮中晩餐会から生じた劇的な変化

幸い、令和になる前に犯人が逮捕されたが、またぞろ学習院側から批判が噴出した。

また、長男である悠仁さんが親しい友人を持たず職員と遊んでいると報じられ、帝王教育がおろそかになっているという批判も根強い。まさに秋篠宮家は四面楚歌のようである。

令和になり、皇太子は第126代天皇に、雅子さんは皇后に即位され、ここから劇的な変化が生じたのである。

体調が不安視されていた雅子さんが別人のように溌剌とした姿で公務をこなし、トランプ大統領を迎えた宮中晩餐会では、元外交官として活躍していた往時を思い起こさせるユーモアや語学力で、みごとに大役をこなしたのである。

米紙ニューヨーク・タイムズをはじめとする海外の新聞は、「トランプ氏と会話する雅子皇后は、彼女が外交能力を活かしてソフトパワーを促進するのを助けた。彼女は厳しい家父長制の皇室で、新しい女性のあり方を確立することになるかもしれない」と絶賛したのである。

日本の女性誌も、「ピンヒールの雅子さまが日本の国母へ」「皇后・雅子さまが新時代の皇室を世界に知らしめた」と、これまでの報じ方から一変した。

明暗が逆転したのだ。

「私はもう駄目かもしれない……」とこぼした

「皇嗣家になって職員の数も増えたのに、相変わらず彼らへの“ご指導”は苛烈を極めているという」(『週刊新潮』5/23号の「『雅子皇后』と『紀子妃』の冷戦」から)

また、テレビのワイドショーで、小室圭の代理人の弁護士が、「本人は弁護士になるとはいっていない」「彼はいまライフプランを作っている」などと発言した上、「(圭さんは)眞子さんとの結婚は諦めていない」というニュアンスのコメントがあったことを知らされて、紀子さんは「まさしく怒髪天を衝くようなご様子でした」(秋篠宮家の事情に通じる関係者)という。

眞子さんの結婚問題、佳子さんの母親への反発、悠仁さんの帝王教育のあり方などが重なって、紀子さんの心は欝々として晴れないというのである。

『週刊文春』(6/6号)は、「秋篠宮家研究」という連載を始めた。第1回で文春は、昨年の夏に、紀子妃が、ある秋篠宮家関係者に苦悶の表情を浮かべて、「私はもう駄目かもしれない……」といったというのだ。