女官という役職を廃止して、「皇嗣職宮務官」に統一
その時期は、圭さんが突然、ニューヨークのフォーダム大に留学することが報じられた時期と重なる。だがそれだけではないそうだ。紀子さんは「適応障害」と診断された雅子さんに代わって、美智子皇后を手本に、公務に励んできた。
だが、美智子皇后は、全国赤十字の名誉総裁を雅子さんに引き継いだ。男の子をもうけ、妃として順風満帆だった彼女が味わった初めての「失意」から、紀子さんは「もうこれ以上、公務はできません」と嘆いたという。
秋篠宮家が皇嗣家になってから職員も24人から51人に増員された。そこで紀子妃は、侍従、女官という役職を廃止して、「皇嗣職宮務官」に統一したそうである。その背景には、侍従、女官という四六時中身の回りの世話をする「オク」の役職をなくして全員「オモテ」にすることで、「自分たちのプライベート空間を守り、プライバシーを保つための措置」(秋篠宮家OB)だというのである。
秋篠宮家関係者、事情通などと称して匿名のまま、秋篠宮家のプライバシーを吹聴することを止めさせるための布石のようである。その気持ち、よくわかる。
「紀子さん憎けりゃ弟や父親までも」という状態
『週刊新潮』(6/6号)に至っては、紀子妃の弟である川嶋舟東京農大准教授が、特定の団体の“広告塔”のような役割を担わされていると報じた。
さらに新潮は、父親の川嶋辰彦学習院大名誉教授(79)の交友関係も、宮内庁が心配していると報じている。その人物とは、山梨県出身で、家業のパチンコ店を継ぎ、上越市で遊技業「三井企画」を営む三井慶昭社長(75)だという。
ここの古参役員に山歩きが好きな人間がいて、同好の士である川嶋名誉教授と20年以上前に知り合い、現在では三井社長と家族ぐるみの付き合いだそうだ。4月にも、2人は花見のため韓国を訪れていたという。
『新潮』によれば、三井社長には2003年、自民党の坂井隆憲代議士に政治資金規正法違反が発覚した際、東京地検特捜部から家宅捜索と事情聴取を受けている(最終的に逮捕はされていない)。
また、「在日本大韓民国民団新潟県支部」の役員と口論になり、その役員を蹴ってケガを負わせたとして被害届が出されたという(本人は事実無根だといっている)。
記事では宮内庁関係者に、「お立場上、特定の団体や個人とあまり親密な交遊をなされるのは、決して好ましいとは言えません」と語らせている。
「紀子さん憎けりゃ弟や父親までも」ということなのだろうか。