時間とお金を意識すれば、人生は激変する

意識を向けて実践したら効果はどれだけ出るのか。仮に、私が生活を改善することで得られる成果を、具体的な数字で見てみましょう。

・お金
<飲み会で使うお金を運用に回してみたらどうなるか?>
→1回5000円×月に8回断る=月額4万円の節約

もしこの4万円/月を、年利3%で20年運用すると1226万円(税引前)になります。

・時間
<目的もなくスマホやTVなどを見る時間はどれくらい?>
→1日3時間(スマホ・テレビ)×30日=90時間

この90時間/月を1年間、英語の勉強に使ったら、1080時間になります。とくに移動時や家で無意識にスマホを触っている時間は合わせると1日あたり30分~1時間くらいあるものです。土日や飲み会に費やす予定であった時間などを足せば、もっと多くなるでしょう。

とはいえ、これを本当に実行するのは大変です。こうして偉そうに書いていても、私も現状は100%の実行にはほど遠く、まずはできるところから少しずつ行動を改めているところです。それでも、成果は上々と言えます。

というのも、家で料理をする回数を増やしたことで節約になり、体調も良好。体重も減りました。飲み会を減らした分、「時間があれば、あれをやりたい」と思っていたことを実践できる時間が増えました。自分の時間をコントロールできていると感じることができ充足感も増してきました。何より帰宅が早くなったことを、自宅で私の帰りを待つ猫のうにも喜んでいることでしょう。

こうして自分の時間とお金の使い方に敏感になることで、金銭面だけでなく人生そのものが豊かになると私は実感しています。

水野さんの帰宅が早くなったことを喜ぶ(?)愛猫のうに(♂)

きっかけは上司のムチャぶり

話は変わりますが、私は何かに悩むといつも、「自分の人生に責任を持てるのは自分しかいない」と自分に言い聞かせます。多くの場合、親は自分より先に死んでしまいますし、兄弟姉妹がいたとしても、いずれそれぞれの家庭を持つでしょう。いまどんなに愛し合うパートナーがいたところで、そのうち愛想を尽かされてしまうかもしれません。

転職や結婚といった人生の岐路に直面した時に、「どうしよう!」と思い悩んだところで、「どうするか」を決めて行動するのは自分です。たとえ失敗しても、それを人のせいにして生きるような人間にはなりたくありません。

私がこのような考えに至ったのには、まるで災難のように降ってきた、2つの仕事に理由があります。

1つは、新卒で入社した会社で早々に課せられた恐怖の業務、「日経新聞の気になったトピックスを要約し、所感とともに全社へ毎日メール配信する」という仕事です。

今でこそ私はライフとワークが融合していますが、当時は新聞すら読んだことがなかったので、経済用語特有の専門用語や難解な言い回しに苦しめられました。おまけに、ろくに文章を書いたこともないのに、社長も含めた全社員にメールを送るなんて……。

この一連の業務には毎回、大変な時間と労力が必要で、とにかく胃が痛くなる日々でした。