【ケース1】SNSで不倫バレ「別れるまでは家に戻らない」

夫婦が別居をしたきっかけは、夫の浮気が発覚したこと。夫は妻に自分のSNSのアカウントを知られていることに気づかないまま、プライベートの画像を続々とアップしていたところ、あるとき「久々の合コン。超盛り上がった~」というコメントとともに複数の男女が楽し気に集う画像を妻が発見。つながりをたどっていったところ、そのなかのひとりの女性と親密な関係になっている様子が見てとれたという。

決定的だったのは、クリスマスの夜。妻が家で子供と夕食を食べようと提案したところ「残業があるから」と夫が拒否したのだ。

その日の夫のSNSには「表参道のフレンチでクリスマスディナー。忘れられない夜になった」と2つのシャンパングラスの画像が。さらに相手の女性のSNSにも、同じアングルの写真がアップされていた。

「相手の女性と別れるまで家には戻らない」と妻が出て行きスタートした別居だが、別居後も妻は毎日のようにかわいい盛りの子供の成長ぶりを撮影して夫の携帯に毎日のように送った。

すると、3カ月目になって「こんなにかわいい子供がいるのに別れるなんてできない。相手の女性とは別れるから、やり直してほしい」と、夫のほうから夫婦関係の修復を申し入れたのだった。

【ケース2】育児をしない夫に愛想を尽かし、実家へ戻った妻

「世の中のイクメンブームが別居のきっかけ」と話す妻は、イクメンとはほど遠く、家事も育児も妻に任せきりの夫に愛想を尽かし、実家に戻ったという。平日は仕事を言い訳に家事や育児を妻に任せ、休日に協力を再三頼んでも「たまにはゆっくり寝ていたい」「疲れているから」となかなか動こうとしなかった夫。

「ママ友たちの夫はみんなイクメンなのに、なぜウチの夫は何もしてくれないんだろう」「なぜ、こんな夫と結婚してしまったんだろう」と、妻には結婚したことを後悔する気持ちが募っていった。

一方、妻の実家は娘が子供を連れて帰ってくることに好意的で、「孫の世話は私たちが全面的に引き受けるから心配しなくていい」と家事と育児に強力なバックアップ体制を約束してくれていた。

「仕事が忙しいのはわかるけれど、これ以上私と子供のことを大切にしてくれる気持ちがないなら、実家に戻ります」と別居して2年。「夫と別居後、両親と娘だけでなく、私自身も満足した生活を送れるようになった。最近就活を始めたが、仕事が見つかったら経済的にも安定することもあり、夫とは本格的に離婚の話を進めようと思っている」という。