市場創造の要諦は「いい○○」の定義を変えること

「マーケティングを一言でいえば市場創造だ。クルマを例にとると、クルマが本質的に持っているスタイルや機能に着眼して“いいクルマ”の新しい定義を市場に提案していく。そして、それを受け入れてもらえれば、新しい市場でライバル企業に勝つことができる」

こう話すのは、著者でプロマーケターの音部大輔氏。日米のP&G本社で約20年、マーケターとして活躍。帰国後は日産自動車や資生堂など大手企業でマーケティングを指導してきた。その実績が発する言葉だといっていい。

「加えて、マーケティングとともに重要なのがブランディング。これは顧客に対して自社のクルマがどんな製品属性を持っているか意味づけし、認識や知覚を促していく作業である。企業がブランドマネジメントを行うことで、いわゆる“ブランド”が確立し、さらに維持、発展する。換言すればマーケティングはニーズを明確にし、ブランディングはベネフィットをつくり出すことだ」

(撮影=尾関裕士)
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