▼老親家計が大赤字

小さく無理のない、起業をする人も

生活に困窮する高齢者が増えています。中でも多いのは、そもそも年金受給額が少なく生活が立ち行かないケース。国民年金だけでなく、厚生年金の人でも少なくありません。老後の危機感をあまり持っていなかった世代で、年金で悠々自適に暮らせると思っていた方が多いようです。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/bee32)

ところが、年金制度が時代にそぐわなくなりました。もともと平均寿命60歳台、大家族制があった時代につくられたものです。現在は平均寿命が大幅に延びて、老後が長くなったうえに年金を支える若い世代の人口が減っています。国としては支給額を減らさざるをえません。

ひと昔前までは親子同居が当たり前だったので、国民年金が5万~6万円でも丸々自分の小遣いにできました。それが今は別居が当たり前、独居の方も増えています。年金ですべて賄わなくてはならないのに、逆に年金額が減っているのです。しかも、今の70代の現役時代には「ねんきん定期便」もなかった。受給するときに初めて金額を知る方が多く、受け取る金額が思っていたより少なくて老後の計画が狂ってしまいます。

(構成=金井良寿 撮影=初沢亜利 写真=iStock.com)
【関連記事】
定年退職後に"夫婦でクルージング"の末路
年金が70歳支給になるのはどの年代からか
月収44万68歳の悩み"暇で暇で死にそう"
66歳母と38歳娘「無職2人」の未来年表
老後資金作りは“損得勘定”を捨てなさい