初対面は見た目が9割。話のタネを表面化させる
そうはいっても、「はじめまして」の挨拶のあとに、好きなモノやコトの話を始めるタイミングがわからない……、という人もいると思います。そのタイミングをつかむために、ちょっと裏ワザ的だけれど、「話のきっかけになる仕掛け」をしておくといいでしょう。
たとえば、こんなふうに。
●好きな野球チームのキーホルダーをペンケースにつけておく
●好きなブランドのアクセサリーを身につけておく
●好きなバンドのステッカーをノートパソコンに貼っておく
ノートパソコンなど人前で出す頻度が高いものや、放っておいても人目につくアクセサリーに、「好きなモノ・コトの存在を匂わせる」のです。
自分の内面にあるものは、話してみないと伝えられません。やはり会って最初に相手に与える情報は「見た目」なので、どこかしら外見に落とし込む。見た目で、好きなモノ・コトへのリンクを仕込んでおくということです。
内向的な人は「ツッコミ待ち」に専念する
自分からグイグイ話していけるような社交的な人は、きっと、「話すタイミングがつかめない」なんて苦労、あまり感じないのでしょう。
その点、僕のような内向的な人は、ひと工夫が必要。相手から「なんですか、それ?」と言ってもらえるような「話しかけられやすさの設計」、いわゆる「ツッコミ待ち」をしておけばいいのです。
「理解してもらえないかも……」と不安に思う気持ちもわかりますが、好きなモノやコトに関する話なら、100人に1人くらいにしか通じなさそうな、マニアックな内容でもいいと思います。
初対面の人と会うたびに話していれば、いつか「100人に1人」に巡り合えるはずです。マニアックであるほど、「同志」が見つかったときには盛り上がるもの。100人に1人同士は、たった1回会っただけでも、お互いに絶対に忘れられない相手となるでしょう。
だから、自分のマニアな部分をさらすことをおそれないようにする、さらす勇気を持つことをおすすめします。
僕も、好きなモノやコトを通じて、初対面の人と一気に打ち解けてしまい、お互いに忘れられない相手となった経験があります。なかでも鮮明に覚えているのは、とある協力会社の人と仕事をしていたときのことです。