どの店にも困った先輩は必ずいる

キャバクラ嬢をしていると、プライドの高いお客さまはすぐわかります。タイプとしては、仕事で成果をあげたとか、社内で評価されているとか、自信のあるエピソードを話す人。「すごーい!」という反応を求めているし、こちらもそう対応するので、接客が苦になることはないですね。

キャバクラ嬢 愛沢えみり氏

問題は、一緒に働いているキャストの先輩が、プライドの高い場合です。「昔はこんなことしなかったよ」「最近の子って細かいところに気づかないんだね~」など、嫌みを言ってきて、精神的苦痛を与えようとする。そういう仕事ができないけれど、プライドだけは高い人が、どのお店にも必ずいます。しかもキャバクラでは、更衣室でも顔を合わせるし、同じテーブルにつくこともあって、かかわらずにいる方法がありません。だから、私なら相手のプライドを尊重して、絶対に傷つけないようにします。まともに言い返したところで解決しないし、相手は先輩。その時点で不利じゃないですか。これは会社の上司の場合も同じだと思います。

(構成=長山清子)
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