2009年第1四半期は前期比マイナス二ケタ成長と予測される。一方、オイルショック時のGDP成長率の推移から、リーマンショックで落ち込んだ成長は大きく戻すと筆者は説く。
年率13%超えのマイナス成長とは
このところ、道路が少しずつ込み始めている。交通量が増えているようだ。また、ゴールデンウイークの海外旅行の予約が、昨年より4割も5割も多いという。原油価格の急落に、消費者がポジティブな反応を始めたのだろう。産業の現場でも、電子部品の多くで1月に底を打って2月は需要が前月比で増えてきたものが多いという話を聞いた。韓国では石油化学の基礎原料をつくるエチレンセンターがフル稼働になっているという。中国向けの需要に現在の安いナフサ価格で韓国企業が反応したという。
私は前回のこのコラムで、「底なし沼の底が見えた」と書いた。大方の景気予測がまだ悲観一色だった頃に、小さな「いいニュース」をつなぎ合わせ、かつマッターホルン型乱高下と表現すべき資源価格のバブルと急落の影響を考えたうえでの、私の判断だった。その判断はおおむね正しかったようだ。3月13日に内閣府から発表された2月の消費者態度指数は、1月に続いて2カ月連続の小幅上昇だし、失業率も下がった。エコノミストの間にも、景気の底入れが近いという観測がやっと出始めた。
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