1920年の戦後反動恐慌で大きな影響を受けた日本の紡績業。彼らはいかにして生き残ることができたのか。その対応策から現在の危機を生き抜くヒントを見出す。

明治末期~第二次世界大戦までのおもな恐慌

100年に一回という不況に対応するには、われわれの経験をもとに解決策を考えるのではなく、歴史からヒントを得て対策を練り上げる必要がある。

前回は昭和4(1929)年の大恐慌をきっかけに飛躍した松下電器の創業者・松下幸之助氏が何をされたかを振り返った。今回は、その約10年前、大正9(1920)年の戦後反動恐慌の際に、日本の紡績業界がどのような対応をしたかを振り返ってみよう。