ムダ遣いをしてしまう、行動がのろい、片づけられない……。そんな苦手を克服するにはどうすればいいのか。今回、9つのテーマに応じて、各界のプロにアドバイスをもとめた。第5回は「行動がのろい」について――。(第5回、全9回)

※本稿は、「プレジデント」(2018年7月16日号)の掲載記事を再編集したものです。

「ぶっとんだ目標」を指針にする

1冊のノートを使えば、毎日たった3分の習慣で先延ばしをなくすことができます。私が推奨しているメソッド「行動イノベーションノート」の書き方を紹介しましょう。

まず「ぶっとんだ目標」をつくりましょう。基準は「実現可能かどうか」ではなく、「あなたが実現したいかどうか」。実現したシーンを思い浮かべるとワクワクする目標がよいでしょう。上司に指示された目標などはNG。他人から与えられた数値目標では、自分で主体的に立てた目標がないままです。

この目標をノートの1ページ目に書きましょう。北極星のように指針にすることで毎日の先延ばしを撃退できるようになります。

次は一日の始まりに書くデイリーページです。まずはノートの半ページに縦横均等になるよう線を2本引きます。次に1~5までの手順がありますが、たった3分で終わる習慣です。具体的な書き方やポイントは図を参照してください。