誓い:3
気合ゼロで早起きするには

仕事ができる人は、なぜ早起きなのか

「早起きできない人というのは、早く寝ていない人なんですよ」というのは島宗さんだ。

気合ゼロで早起きしたければ、前の晩に早く寝るしかない。そして早起きを持続したいなら、生活リズムそのものを見直す必要がある。

「人間の体は同じようなパターンを繰り返すと、一定のリズムが生まれてくるようにできています。毎朝早く起きたいなら、毎晩早く寝る必要がある。毎晩早く寝るためには、早く家に帰る必要があるし、夜更かしせずベッドに入るようにしなければならない。もしかすると、そのためには昼間の仕事の仕方や夜の習慣を見直すことになるかもしれません。つまり、起床を改善するために変えるべき行動は起床ではないかもしれないということです」(島宗さん)

無理に早起きしても体を壊すだけだ。

「早起きできるかどうかは、仕事に対して能動的な姿勢を持てるかどうかにかかっています」というのは武元さんだ。

「仕事ができる人は例外なく早起きです。何より仕事に対して能動的でモチベーションが高い。逆に仕事に対して受動的な人は朝が弱い。目が覚めてすぐ『今日も1日小言を言われるのか』と思うようでは、なかなか布団から出られないのも無理はありません」

ちなみに武元さんは、カーテンを開けたまま寝るという工夫もしている。

「夏は4時ごろ、冬は6時半ごろ、太陽の光で目が覚めます。自然のリズムに体を合わせると、気合を入れなくても起きられるものですよ」