他の私立小学校の学童では、速読やバイオリンも
私立・国立小学校には、遠く離れた自宅から電車で通学する子も多い。帰宅後に習い事をするのは、時間的にも体力的にも負担が大きい。そこで学童保育で習い事ができる小学校も出てきている。
埼玉県・さいたま市のさとえ学園小学校の学童保育には、18種類の「講座」がある。人気なのは水泳、英語、速読、そろばん、書道。受講率は低学年ほど高く、小学1年生は、ほぼ100%。一人当たり平均2.1コマとっているという。
バイオリンや絵画、バレエなどなどの情操教育系を含め、講座のほとんどを教員が受け持っているのも特徴的だ。英才教育的な講座を受けた後、同校にはさらに「預かり保育」をする制度もあり(講座プログラムと預かり保育の2段構え)、忙しい共働き家庭には大変好評だという。
50mプール、芝のサッカーグラウンドも使い放題
東京都・町田の玉川学園小学部は、学童保育を「延長教育プログラム=Extended School」と名づけ、レゴスクール、そろばん、英語、ゴルフといった講座と、「SH=Study Hall」と呼ばれる学習支援を行っている。
講師の大半は同校の卒業生や現役大学院生。英語やそろばんだけでなく、水泳、サッカー、ゴルフなどの運動系も人気だ。なんといっても魅力的なのは、幼稚園から大学まである広大なキャンパスすべてを使えることだ。水泳なら50mの屋内プール、ゴルフなら打ちっぱなしの練習場、サッカーも芝のグラウンドが使えるのは、玉川学園ならではの環境だろう。