米国はガレージセールが一般的、フリマアプリを使う習慣はない

海外展開についても、創業者の山田進太郎会長兼CEOが「米国を制するものは世界を制す」といった発言をするなど、非常に積極的だ。ただ、私は時間がかかると見ている。

まず知名度の問題。米国では日本のテレビCMのようにマスに一斉に働きかける宣伝手段はなく、サービスが知られるには時間が必要だ。次に、米国ではガレージセールが一般的で、フリマアプリを日常的に使う習慣はない。最後に、日本のように至る所にコンビニがあるような物流網は広大な米国には存在せず、メルカリのセールスポイントである「手軽な売買」の実現が難しいことだ。

とはいえ、米国でもAmazonなどの通販サービスが普及しているのは事実。メルカリの競合と言えるサービスも今のところ存在せず、十分に商機はありそうだ。

懸念を1つ挙げるなら、セキュリティ面だろう。写真付きの身分証の提出を義務付けるなど、本人確認はより強化していく必要があるのではないか。

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(構成=衣谷 康 写真=iStock.com)