日本は天才的なプログラマーや技術者をもてはやす

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、ジェフ・ベゾスにマーク・ザッカーバーグ……。ベンチャーと言えば、天才的な才能を持っているがゆえに成功した。そんなイメージを持っている人が多いようです。しかし、果たして本当にそうでしょうか。

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日本でも、自らベンチャーを起業した天才的なプログラマーや技術者をもてはやす傾向があります。しかし、そのほとんどが失敗に終わっているのです。なぜでしょうか。それは彼らが、本当の意味での経営者ではないからです。むろん天才的な才能はベンチャーにとって必要なものです。ただ、彼らがマネジメントに適しているかと言えば、そうとは限らない。名選手、必ずしも名監督にあらず。監督には監督向きの素質を持った人がなるべきであり、天才的な技術者はCTOやチーフエバンジェリストを務めたほうが成功の確率は高くなるのです。

ベンチャーには成長ステージが上がるにつれ、新しいビジネスモデルやテクノロジーが要求されます。つまり、柔軟に変化していくことが重要であり、天才であるがゆえに、いつまでも自分のつくった技術に固執していると失敗する確率は高くなってしまうのです。