ボウリング場やパチンコ店がドンキに

「驚安の殿堂」というキャッチフレーズや「ペンギン」のマスコットキャラクターで、今やすっかりお馴染みとなったディスカウントストア「ドン・キホーテ」(以下ドンキ)。店頭に破格値で山積みされた商品に、ビックリした人も多いだろう。最近では、かつて知った店舗が潰れると次々とドンキに生まれ変わって、またもやわれわれを驚かせている。

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ドンキの勢いは小売業界でも群を抜いている。第1号店をオープンした1989年以来、28期連続で増収増益を達成。現在、全国に約400店舗を展開するまでに成長した。2020年には売上高を1兆円、店舗数を500店舗まで増やす目標であり、増収増益には出店攻勢が寄与していると言えよう。

ドンキの出店は、ほかの店舗が撤退した跡地を再利用する「居抜き出店」が基本だ。新店を建設するのに比べて、初期投資が格段に安く済む。中心は、GMS(総合スーパー)跡地。かつて流通業界をリードしたGMSは、消費の成熟化などに伴って顧客からの支持を失い、衰退の一途をたどっている。業績が悪化し、閉鎖する店舗が出現すると、そこに新興勢力のドンキが取って代わっていった。