エネルギー施設など各種プラント事業を手掛ける総合エンジニアリング会社・日揮では、受注していた海外プロジェクトに関わる和解金についての臨時報告書を1月31日に管轄する財務局長へ提出した。そこには2011年3月期の第3四半期の損益計算書で、合計201億5200万円の特別損失を計上する見込み、と記されていた。
異常な費用を処理した2011年3月第3四半期の決算書
同社は米、仏、伊の企業と共同で、ナイジェリアにおけるLNG(液化天然ガス)プラントプロジェクトを受注。しかし、ナイジェリア政府関係者への贈賄疑惑が発覚して、仏司法当局、米国司法省、同証券取引委員会の調査を受けていたのだ。
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(構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)

