「欲望を棚上げして“プチプラ”チェーンで購入します」

私は「こだわり浪費」の改善案として、被服費、食費、外食費を中心に支出を見直すことを提案しました。

家族の普段着は、“プチプラ(※)”チェーンで購入し、デパートを利用する場合もバーゲン期間を狙うようにアドバイスしました。Mさん本人も娘さんたちも、人生初の“プチプラ”ファッションは意外にも着心地がよく、親子とも大満足で出費カットに成功しました。
(※)プチ=小さい、プライス=価格の略語。安くて手に入りやすい、の意

※写真はイメージです。(写真=iStock.com/kumikomini)

また、「これまではバーゲンまで待ちきれなくて買っていましたが、これからはこの欲望をいちど棚上げしようと思います。娘たちにも協力してもらいます」と、これまでの消費スタイルにも変化が見えてきました。

食費はお総菜の購入をできるだけ控え、手作りでのコスト削減を提案しました。すると、長女が部活で料理部に入っていたことが功を奏し、週末に親子3人でおかずの作り置きに挑戦。家族の絆を深めながら、節約が実行できたそうです。

▼趣味で注文、ビンテージワインの頒布会も中止

懸案の外食費は、月4回の外食を月2回に減らし、注文するメニューの値段も抑えてもらうことで、外食費は半額にまで抑えることができました。

「いきなりゼロはさすがにつらいけど、月2回は行けるので、何とか実行できました。メニューの値段を気にするだけで、意外と出費は抑えられるんですね」(Mさん)

そのほか、3人分で毎月5万円近かった通信費は、格安スマホに変えることで1万5000円程度に圧縮。趣味で注文していたビンテージワインの頒布会(商品が月々自宅に届けられる通信販売)も中止し、近所の量販店での購入に切り替えてもらいました。

娯楽費は「娘たちにさみしい思いをさせていけない」という思いから、月2万円ほどかけていましたが、娘たちの年齢を考えて、「家族レジャー」の頻度は減らしてもいいと判断しました。