「月5万円の赤字」を「月8万5000円の黒字」に転換

こうした結果、毎月13万5000円ほどの支出を減らすことができ、「月5万円の赤字」は「月8万5000円の黒字」に転換しました。まだ削減できるところはありますが、第一段階としてはよく改善できたと思います。

「月8万5000円の黒字」は貯蓄にまわします。年間100万円ほどになるので、長女が大学進学するまでに約300万円になる見込みです。それまでにさらに家計が改善できれば、もっと教育資金を増やせるでしょう。

写真=iStock.com/Grosescu Alberto Mihai

「お金を使う習慣」は、なかなか変えられません。傍目から見れば、ぜいたくと思えることも、本人には「当たり前」で「常識」。その価値観を根底からひっくり返すのは至難の業です。

しかし、しっかりお金を残さないと、将来、ツラいのは自分たちです。教育資金、老後資金、住宅のリフォームなど、想定外の出費はどの家庭でも起こります。できることをできるうちに準備しておけるよう、油断せずにいきましょう。

▼【家計費コストカット額ランキング】

1位:外食費 -4万円
外食回数を月4回から月2回へ減らしコストは半額に
2位:通信費 -3.3万円
遅ればせながら家族3人のスマホ代を格安スマホに
3位:被服費 -2.2万円
デパートの「定価買い」をやめ、“プチプラ”ファッションに
4位:食費 -2万円
デパ地下のお総菜をやめ、近所のスーパーを利用。週末の「作り置きおかず」作りが父娘の結束を強める効果も
5位:娯楽費 -1万円
子どもを気遣い、娯楽費を多くとっていたが、年齢も上がり、それほど必要がないことが分かり半分に削減。
6位:嗜好品 -0.8万円
月8000円のヴィンテージワインの頒布会をやめ、近所の量販店での購入に切り替え
7位:水道光熱費 -0.2万円
つけっぱなし、出しっぱなしに気を付けてチリツモの2000円減

(写真=iStock.com)
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