規模は小さいが、商品開発や改革のスピードは速い
そこで安定的な収益を得られるからこそ、その他の生活用品でも積極的な投資ができている。結果として、衣料用液体洗剤「スーパーナノックス」や、保湿成分が洗い流されないボディーソープ「ハダカラ」など、機能性の高い新商品を次々に投入、ヒットが続いている。
海外でも、中国などアジア各国で中間層が増え、日本の信用力の高い生活用品を購入する層が厚くなった。毎年1ケタ中盤から後半の成長を見せており、こちらも安定的な成長を見込んでいいだろう。
花王などのライバル他社に比べ、企業規模で劣るぶん、新たなニーズへの対応など、商品開発や改革のスピードでは上回るとみている。今後数年は安泰といってよさそうだ。
(構成=衣谷 康 写真=iStock.com)