要介護度が違う両親への対応
親の介護は大変だ。とはいえ、どこがどのように大変なのかは、実際にはじまってみなければわからない。私の知っているケースでは、両親の「要介護度」が違ったことが仇になった。
ご存じの通り、要介護度は身体の状況や、それによってどれくらいのサポートが必要かなどで決まる。たとえば、食事や衣類の着脱などは1人でも問題ないが、入浴や排せつの一部で介助が必要な場合は「要介護度1」。生活全般にわたって全面的な介助が必要な、いわゆる「寝たきり状態」の場合は「要介護度5」ということになる。
そして、厄介なことに2015年の介護保険制度の改正で、特別養護老人ホームに入所できるのは原則として「要介護度3」以上の人となってしまった。その他の介護施設においても、施設ごとに「うちは要介護度3以下の人しか入所できません」「要介護度5の人専門です」などと基準を掲げている。同じような状態の人をまとめて入所させたほうが、施設側にとって楽だからだ。
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