リアルタイムでいつ、いくら利用したかわかる

デビットカードの最大のメリットは、「キャッシュレス」という点である。多額の決済であっても、現金を持ち歩く必要がなく、ATMで引き出す手間もない。

現在、メガバンクなど多くの銀行の普通預金金利は0.001%だ。仮に、普通預金口座に100万円預けたとしても1年間でつく利息はたった10円である。しかもここから約20%が所得税などで差し引かれるので手取りはさらに減る。

そうなると夜間・休日の預金引き出しで、手数料がかかってしまうことほど馬鹿らしいことはない。そう考えるとデビットカードのニーズは高い。

デビットカードは、クレジットカードに比べて、利用できる上限は預金残高の範囲内だから、使い過ぎも防止できる。また、基本的には審査が不要のため、クレジットカードを作りたくない、という人でも利用できる。

また、どこでいくら利用したのかという履歴が残るので、レシートをもらわなくても家計管理が可能だ。家計簿アプリと連動させれば、口座残高を簡単に管理することができる。

▼レジで自分の口座から現金を引き出せるサービス

2018年4月からは「キャッシュアウト」のサービスも始まる。キャッシュアウトとは、デビットカードで決済を行う際、レジで自分の口座から代金と一緒に現金を引き出せるサービスだ。

J-Debitの対応カードがあれば、店舗レジなどをATMの感覚で引き出すことができため、周辺にATMがないときや宅配サービスを利用する際に利用すれば、自宅にいながら現金を引き出すことができる。