「男社会」が女性同士のいがみ合いを誘発する
そんなことにはできるだけ関わりたくないというのがほとんどの男性の本音だろう。
だが、否応なく巻き込まれてしまう場合もある。いまだに多くの企業では、女性社員の活躍や昇進は、しばしば男性上司にどれだけ気に入られるかで決まる。そのため、あることないこと男性上司に吹き込んで、同僚の足を引っ張ろうとする女性社員がいないわけではないからだ。
そのことを忘れて、ある女性社員の話だけをうのみにし、別の女性社員を冷遇していると、仕返しに「(告げ口した女性社員と)不倫関係にある」などという噂を流されかねない。要注意である。
今回取り上げたのは女性同士の事例だが、この手の「実は油断ならない仲のいい人物」に煮え湯を飲まされるのは、私の知る限り、男性同士のほうが多い。男の嫉妬ほど怖いものはないとも聞く。次回は、そういう事例を紹介したい。