光をイメージするだけで、身体緊張はほぐれる
「太陽イメージ法」(基礎理論・宗像恒次、作成・山本潤一)
(1)目を閉じます。今感じているストレス(不安、怖さ、いら立ち、悲しさ、苦しさ、など)を実感すると、体のどの場所に違和感や緊張感を感じますか?
凡例→頭、顔、のど、胸、おなか、後頭部、首、肩、背中、腰、手、足、全身、など。
(2)あなたは、何時ころの太陽の光が好きですか?
凡例→早朝、午前中、昼ごろ、3時ころ、夕方、など。
(3)では目を閉じ、次のことをイメージしてみてください、今あなたは、自宅の庭であなたが好きな時間帯の太陽の光を全身に浴びています。どんな気持ちがしますか?
凡例→気持ちいいなあ、あったかいなあ、ほっとするなあ、おだやかだなあ、元気が出るなあ。
(4)そのまま30秒ほど、その心地よさを感じていてください。
(5)そうすると今、あなたの先ほどの身体の緊張の部位はどうなっていますか?
凡例→少し緩んでいる、ほっとしている、少し楽になっている、少し溶けてきている、少しあったかくなってきている、など。
(6)身体緊張が少しゆるんでくると、あなたの今の気持ちはどうなっていますか?
凡例→少しほっとした、少し楽になっている、少し落ち着いた、など。
身体の緊張が扁桃体の慢性的な興奮を作り出しており、これがうつ・メンタル不調の原因となる慢性的なストレスを作り出すのです。よって、光イメージによって身体緊張を緩めることができ、それができると扁桃体の興奮を静めることができるのです。
このようなイメージワークを、できたら毎朝、起きがけの布団の中で3分ほどやると気持ちがラクになるでしょう。
また、このようなイメージワークをやっても身体緊張があまり取れないという場合は、(2)に戻り太陽の時間帯を選びなおしてみてください。違う色の太陽によって身体緊張が緩和するという場合があります。
日本メンタル再生研究所所長、うつ・メンタル不調解決支援セラピスト
1958年、北海道生まれ。情動認知行動療法研究所客員研究員。20代から、大手ビジネスマン向け人材教育会社に勤務した後、独立。多くの企業に心理セラピストとして予防研修や集団メンタルトレーニング、個人メンタルトレーニングを提供。近著に『不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本』がある。