<マインドフルネス体験談>明豊ファシリティワークス 専務取締役 吉川剛史さん
▼マインドフルネスもコーチングも原理は同じ
何年も前、本業であるコーチングの一環として、朝座禅や瞑想を体験したことがありました。でも意味がよく理解できなくて、挫折してしまった。それが昨今のマインドフルネスの隆盛で興味を持ち、さらに原理がわかるようになったため、今は継続しています。
毎朝、電車の中でノイズキャンセリングヘッドフォンをしながら、アプリ「ヘッドスペース」を20分ほど行うのが習慣。休日は靴磨きしながらだったり、日常のちょっとした瞬間に取り入れるようにしていますね。電車の中で取り組みながら、「今日は調子悪いぞ」と感じる日もある。でもそのときは不調を客観視して、「さて、どうするかな」とやり方を考えることができる。マインドフルネスの結果、物事に集中しやすくなったし、仕事であまりあわてなくなりました。
人間って大人になるほど、人格と社会的な役割が交じって、疲弊しやすいんです。その二つに間を置く手段がコーチングなのですが、マインドフルネスもアプローチが違うだけで、やっていることは同じだと感じますね。その結果、ストレスに強くなって、創造性が上がるのも一緒ですし。
(鈴木 工=構成 水野浩志=撮影)