イライラする出来事に直面したとき、カーッとなってすぐに感情を表に出す人と、一呼吸おいて冷静に対処できる人がいます。明らかに後者のほうが、仕事もプライベートもうまくいきそうです。でも、頭ではわかっていてもなかなか自分をコントロールできない。そんな人も多いのではないでしょうか。そこで、プレジデント11月28日発売号(2016年12月19日号)では、いわゆる「怒りっぽい人」はどんな不利益を被るのか、元人事部長、FP、医師に実例を挙げてもらいました。これを読めば、もうイライラを周りにぶつけることはできなくなるはずです。
「社内情報が入らない。これが一番の不利益でしょうね」
と言うのは、アチーブ人財育成代表の諌山敏明氏。
「やっぱり怒りっぽい人には、誰も近づきたがらないんですよ。何か言えばイライラした態度を取られたり、怒られたりするんですから。業務で絶対に必要なこと以外のちょっとした情報とか、些細な相談事などを持ちかけてくる人が周りにいなくなってしまうんです」
諌山氏は、こういった人たちのことを「グリップ力がない人」と呼びます。人の心をつかむことができない、ということです。
ノリ・コーポレーション代表の村上賀厚氏も同じく、職場の人間関係に関しての損害を強調します。
「外資系企業では、取っ付きやすい人、人から好かれている人のことをアクセシブルという言葉で表現するんです。他の人がその人にアクセスしやすいということ。そういった人は、周りからの協力が得やすいんですね。社内でのさまざまなことがスムーズに進みます」
怒りっぽくて周りとの折り合いが悪い人は、アクセシブルな人とは対極に。同じことをするにも何倍も時間がかかったり、結局うまくいかなかったり、困難がつきまとうそうです。
さて、グリップ力がなく、アクセシブルではない人たちが実際にどんな悲惨な目にあったのか……。は、たっぷりPRESIDENT誌に掲載しています。ほかに、怒りっぽくてお金に見放された人、イライラのせいで健康を害してしまった人の事例も。ぜひご覧ください。